私が二次元キャラの
推しロスで苦しんでいた時に
なぐさめられたと言いますか、
ちょっとだけ励ましてくれた
コンテンツを3つご紹介します。
三回に分かれますー
その第一弾です。
はじめに
世の中にはリアルな恋愛で
困ってる人向けに
失恋セラピーとか
恋愛関係で上手くやっていく
ための教材等が結構
出てきました。
ですが、
当たり前なんですけど
二次元のキャラが作中で
死んでしまったり
どこいったか分からなく
なったり
死亡フラグ出まくってて
しんどい、
っていう気持ちに対しての処方箋は
どこにもありません。
(当たり前ですけど。)
それでもなんとか
癒されたいと思いますよね。
確かに所詮は額縁
の向こうの世界の人だし
くだらないかも
しれませんけど。
でもファン一人ひとりの中に
「ロスった感覚」
っていうのは間違いなくあって、
ある程度の期間
しこりとして
胸の内にとどめとかなきゃ
ならないことがあります。
二次元キャラをロスること、
作中で推しキャラが死ぬこと、
これらに直面して襲ってくる
強烈な感情をなんとか
できるとは思ってませんけど
ほんのちょっとだけ
ホッとしてもらえる
かもしれないコンテンツを
紹介します。
ただし、基本的には「恋愛」
の本質について触れてる
コンテンツです(-_-;)
推しへの想いを「恋愛」
と同等のものとして
扱うのは短絡的かと思いますが、
「手の届かない存在
に対して手を伸ばす欲望」
という点で
一緒なのでとりあえず
いいかなと。
ほんのちょっと、
ほんのちょっとだけ
気が楽になるかもって
だけですけど
よろしければ
お付き合いください。
推しと特異点で交われるかもしれない
まず初めに紹介したいのは
これです↓
ボカロPであるナユタン星人さんの
代表作、「エイリアンエイリアン」です。
これを聴いた当初は
「なんか面白い曲だなー」
ぐらいにしか思ってませんでした。
軽快なリズムとユーモア
たっぷりなコンセプトを
純粋に楽しんでました。
それで、どこがスゴイかと言うと
恋愛のあれこれを
宇宙と掛け合わせてる
…だけではない
ところです。
ナユタン星人さんの曲に
出会ってから数年後、
なんとなくその他の曲も
聴きたくなって
ある日何曲かまとめて
聴いたとき、「宇宙」とか
「エイリアン」が意味している
ところがかなり立体的に
浮彫りになったことがあります。
一番のきっかけになった曲が
「パーフェクト生命」です。↓
次元の異なる何者かを求めてしまう
どうにもならなさや、
絶対に届かないし
どうにもならん切羽詰まった
状況をうたっているのが
分かります。
しかもそれを全部笑いとユーモア
の中に隠してしまえる
センスがすごすぎるなあ
と思いました。
ここで取り上げる以上、
「宇宙」・「エイリアン」
がいった何を「ぼかし」た
ものなのかは
もう分かりますかね(^^♪
実際動画のコメント欄でも
ちらほらと二次元キャラへの
の想いが伝わってくる、だとか
オタクならではの
切なさについての
コメントも見られます。
ナユタン星人さんご本人も
対談の中で「何を」
とは言ってませんが
作詞においては
「ぼかし」は
結構行っているとのこと。
とりわけ「エイリアンエイリアン」
はいつも私たちが経験する
主客が逆転していて面白いです。
いつもはこちらが「エイリアン」を
常に求めて
手を伸ばして
手が届かないなーっていう
もどかしい思いをしている
わけですけど
この曲を聞くと、
実は向こう側も
そう思っていたりして
お互いに手を伸ばして
伸ばした手と手が
特異点で交わるかもしれない
っていう不思議な感覚に
させてくれます。
(でも触れ合うと
傷は二度と消えないってさ)
こんな感じで「エイリアン」
側からのメッセージの
ようにも聞こえてきてしまって
まさに本来であれば交われない
「エイリアン」と特異点で
交われれたと錯覚しそうな
曲なんです、、、
なのでロス真っ只中に
聴くとこれがもうー
響く響く…
刺さる刺さる…
狐につままれたような歌詞の
仕掛けにはまってますけど
でもこんな仕掛が
笑えてきて
ロス真っ只中に
聴くと、
届かなさと同時に
その届かなさに対する
笑いがこみあげてきて
辛くて寂しかった
ところにポッと
小さな明かりが
灯されました。
その他ナユタン星人さんのおすすめ曲
ナユタン星人さんの
曲に関してこれ以上言うのは
野暮ってもので
説明すればするほど
掴み切れなくて
するすると手から離れる
感があります。
でも一応オススメ曲
(動画になってる曲だけ)
を挙げときます↓
※リンクをクリックすると
YouTube動画に飛びます。
- 猫猫的宇宙論 →「腐」の気持ち
- サイファイエクスタシー →空想科学だけがこの愛と張り合える…確かに
- アンドロメダアンドロメダ →デビュー曲とのこと
- ロケットサイダー →「サイダー」にどんだけ意味重ねてるんだろ。
たぶん一回聴いただけでは
底知れなさは伝わってこなくて
他の代表的な曲を何曲か
聴いて回って戻ってくると
あっつ!
って気付ける感じです。
一つの言葉に対して
音と意味を何個も
重ねてる感じが
たまらないので
ほんと何回も見て、聴いて
はじめて面白さが分かります。
いわゆるスルメ曲が多い
のが魅力ですね。
あと、ここでお伝えしている
解釈はあくまでも
私個人が「そう聴こえた」
というところのものなので
皆が皆「エイリアンエイリアン」を
このように聞いているとは
思いませんし、
まったく意図してないかもしれ
ないので、そこのところは
いつもみたくゆるやかに
受け止めてください。
※ちなみにナユタン星人さんは
初音ミク推しで、
ツインテがたまらないそうです。
おわりに
ナユタン星人さんの曲を
通して気付いたことは、
推しロスで苦しんでる時は、
満点の星空を見るのも
いいんじゃないかってことです。
宇宙の広大さを感じられるよう
な夜空を見上げたら、
喪失感全て
その広大さにすっぽり
覆ってもらえるはずです。
宇宙は計り知れなくて怖い
ですけど
同時にどこまでいっても
果てがないという
暖かさもあります。
桜舞い散る風景とか、
紅葉とか、
無常の響きがありまくってるものを
愛でて浸るのもいいですけど
余計辛くなって
苦しかったら
宇宙に向かって手を
伸ばしてみてはいかがでしょうか。
「エイリアン」と
繋がれるかもしれません。
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